“血液サージ”とは?対策はある?「はかる」と「にぎる」とは?

“血液サージ”とは?対策はある?「はかる」と「にぎる」とは?

10月29日にNHKスペシャルの『“血圧サージ”が危ない ~命を縮める「血圧の高波」~』では、あまり聞いたことのない「血圧サージ」が取り上げられました。

健康診断や医療機関では「血圧に問題なし」とされる人の中に、ある時、まるで高波のような急な血圧の変動(“血圧サージ”)を起こしている人がいることがわかってきたようです。

頻繁に“血圧サージ”が起きることで、血管の収縮が頻発し、血管の弾力が失われていくことで、内臓や血管などのリスクが高くなるのです。

“血圧サージ”の特に怖いところは、普段から血圧が高めでない人でも起きているということです。

また、普段から血圧が高めの人については、やはり普段から血圧が高めでない人よりもリスクが高くなるということですから、“血圧サージ”への対応も必要ですが、普段から血圧が高めの対策も行う必要があるでしょう。

そんな危険な“血圧サージ”ですが、番組では2つの対策が紹介されていました。


1つ目の対策は、「はかる」です。

普段から血圧が高めでない人でも、日ごろから血圧をはかることで、どのような動作をすると、血圧が上昇するかを知ることができます。

朝起きてから血圧が上昇するのは、朝は交感神経が最も敏感になっているため、ちょっとした動作で血圧が上昇することになるというのです。

それらの行動を知ることで、その要因を防ぐことができるというわけです。

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2つ目の対策は、「にぎる」です。

アメリカの研究では、最大筋力の3割くらいの力で握る動作をすることで、脳に血圧の上昇を知らせ、交感神経を鎮める働きを促すことができるということです。

これは「ハンドグリップ法」という名前が付けられ、アメリカでは専用の器具があるようですが、日本にはそのような器具はないため、タオルで代用できるそうです。

丸めたタオルを、親指と他の指が触れない程度の太さで握り、2分間握っていも疲れないくらいの力で握れば良いのです。

行う回数は、左右2回ずつ、1回の時間は2分で、1日おきに行うことがポイントです。


リスクばかりが騒がれる“血圧サージ”ですが、しっかりと対策を行えば、あまり不安になる必要はないでしょう。


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